#共同体
共同体(きょうどうたい)とは
1.コミュニティ(英語:community):英語で「共同体」を意味する語に由来。同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり(社会)のこと(地域共同体)。日本語では「地域共同体」が「地域社会」をも意味し得うるため、転じて国際的な連帯やインターネット上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれる(例:欧州共同体、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体、アフリカ連合、米州機構、東アジア共同体(計画中)、国際航空通信共同体)。地域の共同体であることよりも地域住民の相互性を強調する場合、地域コミュニティとカタカナ表記する場合も多い。
2.ゲマインシャフト(ドイツ語:Gemeinschaft):ドイツ語で「共同体」を意味する語に由来。地縁、血縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団のこと。共同体組織。共同社会。ドイツの社会学者、フェルディナント・テンニースが、ゲゼルシャフト(ドイツ語:Gesellschaft、機能体組織、利益社会)の対概念として提唱したもの。近代以降の社会や組織の性格を考える上で広く受け容れられている。
3.組織の名称の一部として用いられることがある。欧州共同体など。
幸福会ヤマギシ会(こうふくかいヤマギシかい)とは、とは農業・牧畜業を基盤とするユートピアをめざす活動体(農事組合法人)。通称は「ヤマギシ会」「ヤマギシ」。1953年(昭和28年)、山岸巳代蔵の提唱する理念の社会活動実践母体「山岸式養鶏会」として発足、約10日後に「山岸会」に改名、1995年(平成7年)に名称を「幸福会ヤマギシ会」と変更。所有の概念を全否定し、「無所有一体」の生活を信条としている。アーミッシュと並べて例えられる場合もある。
売り上げ規模では農事組合法人のトップに位置している。ヤマギシズム社会を実践する場であるヤマギシズム社会実顕地が全国に26か所あり、約1500人が共同生活を営んでいる。また、ブラジルやスイス・韓国・オーストラリア・アメリカ合衆国・タイなど日本国外にも6箇所の社会実顕地があり、社会実顕地に未参画の会員が5万人ほどいるとされる。ヤマギシズム社会実顕地では野菜や果物、家畜などが育てられており、農産物加工品を全国販売している。最近では、「エコビレッジ」の先駆者として評価されることもある。
ヤマギシ会インフォメーション ─幸福会ヤマギシ会公式ホームページ
ヤマギシズム社会実顕地公式サイト | ヤマギシズム社会実顕地公式ホームページ | Yamagishism Jikkenchi Official Site
一般財団法人新しき村(あたらしきむら)は埼玉県入間郡毛呂山町にある共同体。
歴史
武者小路実篤とその同志により、理想郷を目指して1918年(大正7年)宮崎県児湯郡木城町に開村された。
1938年(昭和13年)にダムの建設により農地が水没することになったため、1939年(昭和14年)に一部が現在の位置(「東の村」)に移転し、残りは日向新しき村(ひゅうがあたらしきむら)として存続した。
第二次世界大戦終了時には1世帯のみとなっていたが、入村者が増え、1948年(昭和23年)に埼玉県から財団法人の認可を受け、1958年(昭和33年)にはついに自活できるようになった。
2006年現在の村内生活者数は23人。村外会員は約200人ほど。近年、村内の高齢化が進み、農業収入の低迷もあり、村の運営に困難が増している。
この村はただ生活するためのものではなく、精神に基いた世界を築く目的で開村されている。現在は農業を主としている。
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アズワンコミュニティ鈴鹿(英:AS ONE COMMUNITY Suzuka)は、三重県鈴鹿市の市街地を活動の拠点とする都市型コミュニティである。
「誰もが人間らしく暮らせる社会、人間の本来性に適った社会、家族のように和気あいあいと安心して暮らせる社会の実現」を趣旨としている。
「やさしい社会」の試みと表現されている。
パーマカルチャーとは、エコロジカルデザイン・環境デザイン分野の用語であり、自然のエコシステムを参考にし、持続可能な建築や自己維持型の農業システムを取り入れ、社会や暮らしを変化させる総合的なデザイン科学概念。
エコビレッジとは、持続可能性を目標としたまちづくりや社会づくりのコンセプト、またそのコミュニティ。 エコビレッジは、以下のように定義されている。
●ヒューマン・スケールを基準に設計される。
●生活のための装備が十分に備わった住居がある。
●人間が自然界に害を与えず、調和した生活を行っている。
●人間の健全な発達を促進する。
●未来に向けて持続的である。