#Realable β
光に、「光」という名前が無くても、美しいのでしょうか?
誰かの背丈に合わせるように、かがんだ「私」の膝の痛みに気づいた時、私の人生は始まったのです。
私の背丈はもっと太陽に近く、誰かに何かを理解させるための屈伸は、地面を這うモノと同義でした。
として、新たな哀しみを始めるのも美しいでしょう。
いまだ名前を持たない光は、自らを光と知るコトも無く、一度として音を視るコトも無いのです。
拡がり続ける距離は、やがてお互いの存在を隠蔽し、まるで始めから出会っていなかったような。
そして、不在に価値を見出しています。
私の視界に認識される表象が不在として、その不在を観測する誰かが、私より背が高いはずも無いのです。
その正体は日向に出られず、影送りとなった情報が「私」を笑っていました。
笑われるコトには、もう慣れていました。
何が彼を美しくするのか。「彼」はそれに気づけるのだろうか?
虚像は自らを虚像と気づけるのか。気づけたとして、その虚像は涙するのだろうか?
私は、そのような哀しみを始めたいのです。
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